ここでは「白髪」についてのアレコレを美容師歴15年以上の知識と経験をもとに解説していきたいと思います。
このページをご覧になっているあなたは「白髪」について気になりはじめた
もしくは
「白髪」がいっつも気になっている事ではないでしょうか?
ついにはじめての白髪を1本見つけてしまって気になっている
または、
もう毎月、白髪染めしないと伸びてきて気になる
髪全体でも1本でもなぜか気になるのが「白髪」
そんなあなたへ
「白髪」のことをよく知っていくことで自分に合った白髪への対策をみつけられるんじゃないかと思い書いてみたいと思います。
それでは、どうぞよろしくお願いします。
Contents
はじめての白髪をみつけたときはどうしたら良いのか??
その日は突然やってきます。。
「あれっ?白髪??」
はじめての白髪をみつけてしまった、、、
ブチッ!!
ダメだとわかっていてもついブチッと抜いちゃいました。
しかし、また数ヶ月後にこないだと同じあたりに白髪が生えてきてる。。。
当然ですが髪は毛穴から生えています。
基本的に白髪になってしまった毛穴は黒髪にもどることはなかなかありません。白髪が生えてくる毛穴は抜いてもまた白髪が生えてくることのほうか一般的なんです。
まだ少ない白髪の対処方法と白髪染めをするタイミング
一般的に白髪が出始めるのは30代くらいからと言われています。
分け目や生え際にピョンと1本みつけてしまうととついブチッと抜いてしまいますが、、当然抜くのは毛根にとってよくないのでやめておきましょう。
まだ本数の少ないうちは面倒ですが、根元ギリギリからハサミでチョッキンとカットしたり少し分け目を変えてみたり目立たなくして乗り越える方法をとりましょう。
白髪染めしちゃったほうがいいのかな〜??
白髪染めに切り換えるタイミングはまだまだ早いかもしれませんよ。
一般的にいつものカラーから白髪染めに切り換えるタイミングは白髪が全体の10%を超えたあたりからです。
ちなみに美容室では、この白髪が10%の段階でも白髪染めをいつものファッションカラーにミックスして調合するという使い方をします。
本数でいうと日本人の髪は平均して10万本と言われていますので白髪が1万本になったら全体の10%ということです。
1本2本なら白髪も気にならなくなってきたかな、、笑
気になりますよねー。
ヘアカラーをして白髪と自毛のコントラストで白髪を目立たないようにする。
白髪染めと通常のファッションカラーは大きなカテゴリーでいうとじつは同じヘアカラーとしての違いはなく髪が染まるメカニズムは同じなんです。
じゃあなにが違うんですか?
簡単にいうと髪を染める染料の濃さが違うんです。。
白髪染めも通常のカラーもアルカリカラーと呼ばれています。
一般的なヘアカラーはすべて「髪を脱色する」「髪を染色する」という作用があります。
この2つの脱色と染色のバランスの違いが白髪染めと通常のファッションカラーの違いというわけです。
脱色力(髪を明るくする力) | 染色力(白髪を染める力) | |
通常のカラー | 高い | 低い |
白髪染め | 低い | 高い |
通常のファッションカラー
白髪はしっかりは染まらないが全体の黒髪を明るく彩度高く染め上げる事ができる。
対して
白髪染め
黒髪を明るくする力は低いが白髪と黒髪がしっかり同じ色に染まるように調合されています。
まだ白髪の本数が少ないうちは明るめの髪色や彩度の高いカラーをご希望の場合はファッションカラーをオススメする事が多いです。
特に30代〜40代であれば白髪が多少生えていても基本的にはファッションカラーでカラーリングします。白髪染め(グレイカラー)を必要な分量だけミックスしてカラー調合するのが最適だと思います!
黒髪と白髪よりブラウンと白髪のほうがコントラスト比が低く自然になじむので本数が少ない場合や目立たないところにある場合は通常のカラーでも十分綺麗に仕上がりますよ。
なりたい髪色を叶えるためには、カラー剤を調合していくので白髪染め、ファッションカラーにとらわれすぎずプロの美容師に相談してみましょう。
白髪になるメカニズムは?
日焼けで真っ黒に焼けたときのアレです。。
そもそも髪が黒いのはメラニン色素によるものなんです。
そしてメラニン色素を生成するメラノサイトという細胞があります。
このメラノサイトが髪の毛根あたりにあると思ってください。
このメラノサイトがなんらかの理由で正常に働かなくなってしまうとメラニン色素がつくられず白髪になってしまうというわけなんです。
白髪になる原因
加齢
多くの場合は加齢による老化現象によりメラノサイトの働きが悪くなり白髪になります。30代から徐々に衰えていくのが一般的でありますが個人差もあります。
遺伝
遺伝によるものは大きく影響があると思います。実際の美容室の現場で感じることで親御さんの髪質や白髪の量、髪のくせ、つむじ、頭のカタチなど白髪に限らずとも遺伝的要因は強い影響があると言われています。
ストレスや食生活など
ストレスや薬などの副作用、過度なダイエットによる栄養の偏りなどの影響によりメラノサイト細胞の働きが悪くなり(休止)メラニン色素をつくらなかなってしまうと言われています。この場合はストレスを解消や栄養バランスを整えることでメラノサイトが正常に働き黒髪にもどることもあるようです。※毛先が白くて根元が黒い場合の毛の場合はこれに該当するかもしれません。
白髪になるのを抑制することはできるの?
いまのところ、ここまでです。。ここまで読んで頂きありがとうございます
もっと為になるように書きたしていきめすので、また覗きにきてくださーい。
ではー。